『れいわ一揆』初日の11/7(土)上映後、原一男監督の舞台挨拶とトークを開催しました。本作は「言葉の“表情”を撮った作品」だと原監督。〈聴く〉言葉ではなく〈観る〉言葉なのです。戦後民主主義が日本で普及するのと同時に育ってきた世代の原監督、本作は「民主主義について本気で考える」ことがテーマ。上映で訪れたフォーラム仙台の支配人が、選挙について「ミニシアターが頑張っている土地では革新が強い」と話されていたそうです。映画を観て世界を知り/学んでいる人たちは、「その奥には何があるのか?」と考える力を自然と身につけていると原監督。映画作家は作品を通して観客を育て、また観客は観た作品を批評することで作家を育てる。その相互作用により文化は向上していくとの言葉に、改めて映画館の意義を教えられました。現在のれいわ新撰組についての意見を述べられながら、本作は奇跡のような映画で、時間が経てば経つほど意味を持つようになってくると原監督は話します。映画制作の最後に決まることが多く、そこでテーマが見えてくるというタイトルの【一揆】という言葉について、「これしか考えられなかった」と話されたその思いが多くの方に届くことを願います。
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