この4月にリニューアルオープンした神戸市役所南の東遊園地でこの7月から5ヶ月に渡って開催されるNIGHT PICNIC。8月19日の「NIGHT PICNIC in August」では「公園でクラフトビールとシネマ」をテーマに開催、映画とお酒を楽しむ夕べ〜夜となりました。
16時からはラウンジにて元町映画館10周年記念オムニバス映画『きょう、映画館に行かない?』を上映。多くのお客さまが入れ替わり立ち替わりご来場くださいました。19時からは村田朋泰監督の『春になったら〜こぐまのユーゴ物語〜』を上映、親子で楽しんでいただくお客さまも多かったです。
同じく19時から、鳥飼りょうさんによる伴奏のサイレント映画上映を前に、芝生のガーデンステージでは大スクリーンが設置され、スクリーン前で1時間ほど映画と神戸トークを行いました。登壇いただいたのはオムニバスの一編『すずめの涙』の野原位監督と出演・共同脚本の川村りらさん。おふたりには、『ハッピーアワー』撮影時の思い出話や、コロナ下で作った『すずめの涙』のこと、そしてミニシアターで映画を鑑賞する体験について語っていただきました。そして元町映画館からは昨年まで支配人を務めた高橋未来が登壇。ミニシアターの特徴や元町映画館の成り立ち、そして現在開催中の周年特集(ジャズ特集)なども紹介していただきました。
最後は、登壇者みんなで出番待ちをしていた鳥飼さんを呼び込み、SILENT FILM LIVEでお馴染みの前説をお願い。主催者のご意向で、お酒を片手に楽しめる、コメディ一辺倒ではない、ちょっと挑戦的なセレクトをしたという鳥飼さん。東遊園地に思い思いのお酒を片手に座ったお客さまが、鳥飼さんの伴奏を心地好さそうに聴きながら映画をご覧になっている姿は、本当に多幸感に溢れていました。「元町映画館、街に飛び出す!」と副題をつけたくなるような、また呼んでほしい!と心から思う、素敵なイベント。サイレント映画上映もぜひ継続的に行っていただきたいですね。ちなみに、元町映画館でのSILENT FILM LIVEは次回、11月を予定しています。こちらもぜひ、チェックしてください!