『まっぱだか』11/14(日)上映後、安楽涼監督と津田晴香さんの舞台挨拶を開催しました。もともとは元町映画館10周年を記念した短編オムニバス作品への参加をお誘いしていた企画だったのですが、『1人のダンス』『追い風』と監督作を公開するたびに神戸で友人を増やし、まるで“第二の地元”のようになっていた安楽監督。そんな場所でやるなら、長編を撮りたいなあと最初から思っていたと話されます。津田さんは出演作『みぽりん』の公開記念イベントに遊びに来てくれて安楽監督と出会い、元町映画館で『1人のダンス』を観たことが本作につながったと話してくれました。津田さん本人への当て書きであるナツコというキャラクターを演じることを通して、津田さん自身も劇中のナツコ同様に変化したり言葉の奥にある気持ちに気づいていったと言い、2020年最後の“津田晴香自身”を映し出した作品でもあります。それだけに演じることが苦しい場面も多く、また「その役を生きてしまう」タイプの俳優でもあるため、抑圧されどんどん撮影外でも表情が暗くなっていく津田さんを元気付けようと、優しい声かけや励ましなどでフォローしていたと安楽監督（もうひとりの監督である片山享さんがナツコを追い詰める役柄でもあったため）。津田さんは、「安楽さんのエセ関西弁に癒されてました」と笑います。舞台挨拶後のサイン会でも、お客さまからの熱い感想がたくさん聞かれました。