『きょう、映画館に行かない？』11/27(土)上映後、『オードリーをよろしく』の加藤綾佳監督、『Night Train』の小田香監督、『光の窓』の鈴木宏侑監督にお越しいただき、舞台挨拶を開催しました。元町映画館の10周年をお祝いするというこの企画、厚かましいお願いなのではないかと心配していたのですが、みなさん快く受け止めてくださっていたと話してくださり安心しました。加藤監督は舞台挨拶で神戸に来るたびに南京町など街の魅力を発見し、「ここで撮りたい」と思っていたそうです。大好きな『ローマの休日』を切り口に、素敵な作品を作ってくださいました。小田監督は神戸で撮りたいと思っていたもののコロナ禍でスケジュールの見通しが立たなくなり、これまでに撮りためた映像の中から好きなものを取り出しご自身で音を作り、“手づくりのプレゼント”のような作品に仕上げてくださいました。鈴木監督は、コロナ禍で自身の考えや意識が変化したことを受け、最初に考えていたものからもっと「【映画】は、【映画館】は必要なのか？どう必要なのか？」と掘り下げる形になったと話されました。ある小さな映画館の10年を祝うという意味だけでなく、未曾有のコロナ禍における制作だったということも、この作品にとって重要な意味を持っているのかもしれません。「映写室の窓、列車の窓、光の窓、今日の3人は“窓つながり”」という加藤監督の言葉に「ほんとだ…！」とみんなが驚かされる一幕もあったり、それぞれが質問を投げ合ったりと、和やかな舞台挨拶でした。