『コットンダイアリー』7/10(日)の上映後、尾松琴音監督、プロデューサーで映画監督の池谷薫さん、本作の音楽を手掛けられたミュージシャンの松村貴俊さん、絵本作家・イラストレーターのWAKKUNさんにお越しいただき、トークを開催しました。卒業制作に取り掛かるのがコロナ禍となってしまったことで、自分の足元の暮らしを見つめ、ほかの人はどうしているのかと出会った人にインタビューすることで生まれた本作。映画制作では、コンマ何秒という単位で修正していく編集作業が最も大変だったと尾松監督。指導に当たった池谷さんは「今後は長編も作ってほしい」と期待を寄せます。公開と合わせイラスト展を開催中の花森書林を紹介してくれたのがWAKKUN。そんなWAKKUNは、「まずタイトルを見て、昔乙仲にあったタンゴが流れる大好きな喫茶店〈コットン〉を思い出した」と、店主夫妻の素敵な思い出を話してくれました。松村さんは地元・三木市の「みき三十路式」の企画に関わった際に高校生だった尾松監督と出会い、好奇心旺盛で言いたいことは素直に口に出すそのキャラクターに面白さを感じたそうです。音楽を教えたりと交流が生まれ、今回作品に音楽をつけてくれました。「映画に自分の音楽が使われることが夢だった」と話し、会場から大きな拍手が贈られます。ラストには尾松監督が作詞し松村さんが作曲されたエンディング曲「そつぎょう」を尾松監督が弾き語りで聴かせてくれました。