『自宅警備員と家事妖精』5/29(日)・30(月)の上映後、藤本匠監督と、出演の巻島みのりさん、本城祐哉さんの舞台挨拶を開催しました。本作は「函館港イルミナシオン映画祭2019」のシナリオ大賞で特別賞〈荒俣宏賞〉を受賞した潮喜久知さんによるシナリオ「自宅警備員のフェアリーテイル」を藤本監督が映画化した作品です。映画化に向けて動き出した2019年末から時を置かず新型コロナウイルス感染拡大となり、県外移動ができるようになった半年後にロケハンで訪れた函館は、観光客の姿がなくなりまるでゴーストタウンだったと藤本監督。その街の様子を作品に活かす形で改稿を重ね、作品が完成したと話されます。泣き顔から笑顔への変化が印象的なサランぺを演じた巻島さんは「初めて脚本を読んだときはほっこりした気持ちになった。温かさを感じてもらえたら嬉しい」と素敵な笑顔を見せてくれました。藤本監督の卒業制作作品『バカヤロウの背中』でも主演を務められた本城さんは、「普段話してても映画への思いが熱すぎて、話が長く説明が多い。でもその“まわり道”が彼の作品になっている」と藤本監督について話してくれました。最後には、今回舞台挨拶に来れなかった主演の大沢真一郎さん、脚本の潮喜久知さんからお客さまへのメッセージも届けてくださいました。