8/29(月)に『距ててて』公開を記念して、［点と］のワークショップを開催しました。［点と］は、本作の監督でありアコ役で主演もしている加藤紗希さんと、本作の脚本を手掛けサン役で同じく主演もしている豊島晴香さんによるユニット。元町映画館から西に100m、こうべまちづくり会館の4Fにある“まち活拠点”まちラボさんのスペースをお借りして実施しました。前半は、5歳で踊り始め振付師としても活動する加藤さんによる、パーツを意識しながら身体を動かすワーク。ストレッチをしたり、銅像になったつもりでポーズをとり、直立からそのポーズへの移動を時間を変えて試してみたり、鏡像のように目の前の人の動きを真似たりという内容で、身体がどのように動くのかを考えながら行いました。激しい動きは一切していないのに、終わると汗をかいていました。普段動かしていない部分がすぐにわかります。後半は、『距ててて』から抜粋した豊島さんの脚本を使って、そこにいるメンバーで新たなキャラクターと関係性を立ち上げるという演技ワーク。参加者は演技経験がありませんでしたが、和気あいあいとした雰囲気の中で自然と関係性を作りながら脚本を読んでいくことができました。「次はここの関係をこう変えてみよう」「少しここでこの人を意識してみよう」など投げかけられる提案で何度も脚本を読むのは面白い体験で、映画制作の裏側を垣間見た気がしました。加藤さん豊島さんが参加者に寄り添って進めてくれるので、安心して初めてのことにも挑戦できました。