『ある殺人、落葉のころに』5/29(土)の上映後、三澤拓哉監督とZoomで繋ぎリモート舞台挨拶を開催しました。本作は、香港のオムニバス映画『十年』の第2話『冬のセミ』を監督したウォン・フェイパンさんがプロデューサーを務めました。釜山国際映画祭のAFA（アジアンフィルムアカデミー）で出会い、大阪アジアン映画祭で再会し、ともに食事をしたり酒を酌み交わす仲になったふたり。三澤監督が書いた脚本をもとに一緒に映画を作ろうということになり、役割分担をしていくうちにウォン・フェイパンさんはプロデューサー、三澤さんは監督という位置になったのだと話されます。香港のチームとの制作で、脚本のわかりにくいところが修正され見せ方が変わっていったと三澤監督。また、カメラが通行する車の邪魔になっても気にしないなど、映画制作を何より優先する姿勢に刺激されたと話されました。主要キャラクターである男性4人について、またある種シンボリックな存在を感じさせる女性3人のキャラクターについて、そして三澤監督自身が映画に登場するメタ的な視点についてなど、短い時間ながら謎めいたこの作品を読み解くキーとなるお話をしていただきました。