『淀川アジール さどヤンの生活と意見』初日の12/5(土)上映後、田中幸夫監督の舞台挨拶を開催しました。さどヤンをよく知るアーティストの_underline(アンダーライン)さんと、トランスジェンダーの小林真由美さんも応援に駆けつけてくださいました。おふたりとも、本作を企画された大黒堂ミロさんに連れられてさどヤンと出会われました。田中監督は、伝教大師・最澄の〈一隅を照らす これ則ち国宝なり〉という言葉を引用され、「世の中で生きづらさを感じている人が立ち寄れる場所を自然と作り出している、さどヤンこそが“国宝”」と話されます。大阪の上映初日には無理やり引っ張り出して舞台挨拶させようと画策するもさどヤンの姿はなく、終了後に数十名で河川敷に行くとバーベキューの準備をしてみんなを待っていたそうです。「そういう、勘の鋭いところがあるんです」と田中監督。さどヤンらしいエピソードでかっこいい!ピーちゃんのその後を心配する質問も客席から挙がり、「今も元気に暮らしています」との答えにみんなホッとした表情。さらに捨てられたウサギも飼い始めたというエピソードのおまけ付きでした。