『VIDEOPHOBIA』3/28(日)上映後、映画監督で本作のプロデューサーを務められた西尾孔志さんと、“謎の男”として出演されたフリーの映画宣伝マンである松村厚さんにお越しいただき、トークを開催しました。宮崎大祐監督は長編デビュー作『夜が終わる場所』上映時に、当時大阪の第七藝術劇場支配人だった松村さんにお世話になったと西尾さんにお話しされていたそう。そのエピソードを聞くと、「舞台挨拶の日に高熱を出していたので薬を飲ませて控室に寝かせた」と松村さん。実は『VIDEOPHOBIA』の公開時も熱を出して倒れたことがあり、大柄で一見イカツイのに実はすごく繊細な人物であるという話でまず盛り上がりました。西尾さんに演技プランについて聞かれ、出演シーンの短いセリフが送られてきただけでどんな映画なのかもわからなかったと松村さん。「試写を見るまで自分にとっても自分の役が謎だった」と話されました。監督によりこだわりを見せる部分は様々ですが、現場での宮崎監督は、サクサク進めるシーンとどこまでもこだわって粘るシーンを見分けるセンスが抜群で判断が早いと西尾さん。職人的なところのある監督だと評されます。そして本作のパンフレットに宮崎大祐監督が書いた、『エヴァンゲリオン』からの影響に話が及び、なぜかエヴァ話でも大盛り上がりしました。