『認知症と生きる 希望の処方箋』9/17(日)の上映終了後、野澤和之監督、田寺順史郎プロデューサーの舞台挨拶を開催しました。野澤監督は『がんと生きる 言葉の処方箋』に続いて、「認知症」をテーマに本作を制作されました。「認知症はがんと一緒で、初期段階で見つけると進行を遅らせることができる」という言葉が舞台挨拶中にもありました。また本作で焦点が当てられる音楽療法士についても、「音楽療法士には国家資格がなく、保険が使えないため給料も安いし働く場も少ない。この映画を作ることによってなんとかしたい」という思いがあったそうです。認知症の方を被写体にして映画を撮るということについても、「辛く大変な作業だった」と野澤監督。老いと向き合っていくことは生きる上で避けては通れません。今年6月には認知症法案が成立したことにも話は触れ「今後の認知症を取り巻く社会のあり方にも期待していきたい」とおっしゃっていました。
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