「夏休みの映画館2022」6日目の8/4(木)は、映画チア部がセレクトした『夜明け告げるルーのうた』を上映しました。夏にぴったりなポップさと音楽の素晴らしさを、鑑賞環境の整った映画館で観てほしい！という気持ちでこの作品を選んだそうです。上映後は、映画チア部を代表して東真優さん（神戸本部）、阪本華奈さん（大阪支部）、村田陽奈さん（京都支部）を進行役に、横浜ジャック＆ベティに登壇された朝日新聞記者の小原篤さんをゲストに迎えてトークを開催しました。小原さんは文化部で映画やアニメを担当されており、アニメに造詣が深く湯浅政明監督にも何度もインタビューされた経験があることからお越しいただきました。「自分も中学生のとき好きなものを好きと言えなかったり、両親との距離感に悩んだ」と坂本さん。東さんも「主人公のカイくんが、中学3年生で受験に向かうタイミングで好きなものを見つけられたっていうことは大きい」と話します。「ルーの“好き！”というまっすぐな気持ちを受けて前に進んでいくカイくんたちの姿から、いろんなことを感じ取ってほしい」と村田さんが観客に呼びかけます。「好きなことを好きとはっきり言う、が本作のテーマ」と小原さん。何度も登場する“アサリの砂抜き”が表現していること、湯浅監督の印象的な音楽の使い方（「音楽を使うと映画が《ゴージャス》になる」と湯浅監督は語られていたそうです）、音と動きを合わせるアニメーションならではの“快感”、アンプや町のスピーカーを駆使した表現など、小原さんの読み解きにチア部も「これを聞いてもう一度観たい！」と感心しきりでした。そしてチア部から小原さんに、「高校生以下に薦めたいアニメーション作品は？」と質問が投げられ、9/16(金)公開予定の『雨を告げる漂流団地』や2019年に公開された『海獣の子供』、2018年に公開された『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』などをご紹介くださいました。