2020年元町映画館10周年をきっかけに生まれた『まっぱだか』が、
2年をかけて元町映画館での公開から関西、東京、名古屋と広がり、このたび新潟のシネ・ウインドさんで公開されました。
クリスマスイブ17時に元町と新潟で同時スタートして、上映後に東京の両監督とも繋いだオンライン&リアル合同舞台挨拶が実現しました。
主演のお2人、柳谷さんは新潟に、津田さんは元町に実際にお越しいただきました。
2年前の12月に撮影された本作の思い出に「冬の寒さ」が皆様から異口同音に言われましたが、
実際に新潟に行かれた柳谷さんは寒さの違いにびっくりされていました。柳谷さんは長崎生まれということもあるのでしょうか。
津田さんからは、私の心情に宛てて書かれた脚本だったことを話されてその中から自分と向き合った「演技」であることをしみじみと話されました。
お客様からの質問で、カメラの手持ちと固定の使い分けを聞かれた安楽さんは、画面が動かないけどもその中で役者は動くし、
役者が動かない時でも心の中では動いている感情を映したかったと言われました。
片山さんは、映画のキャッチコピー「当たり前ってなんですか?」の当たり前にも良い時もあるだろうし、良くない時もあるだろうと思うと言われました。
葛藤を抱えたままそれを映画に撮るということをされてきた片山監督らしい言葉だと思いました。
新潟シネ・ウインドの井上さんからは安楽さん、片山さんの作品のファンであること、
その中で元町映画館を舞台にした映画ならぜひ応援したいというありがたい言葉を頂きました。
元町映画館は今後も折に触れて年に一度は『まっぱだか』を上映します。