『街の上で』6/4(金)上映後、プロデューサーの髭野純さんの舞台挨拶を開催しました。下北沢の近くに住み「下北沢映画祭」のスタッフも務める髭野さん。象徴的な存在である“下北沢の南口”がなくなるという話を聞き、街並みが変わることへの哀感もあり、この街を主役にした映画を作りたいと、映画祭から今泉監督に相談を持ちかけたのがきっかけだったと話されます。相談した2018年は『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』の撮影が予定されていたりと大忙しの今泉監督でしたが、自由度の高いオリジナル作品を作れる好機とあって引き受けられました。今泉監督の発案で漫画家の大橋裕之さんを巻き込み、かねてより今泉監督が温めていた「自主映画の出演を依頼された男が打ち上げでスタッフの女の子と仲良くなる」というプロットをもとに下北沢の街でストーリーをふくらませていったそうです。そして脚本ができあがらないままワークショップオーディションを敢行し、「男女1名ずつぐらいかな？」というスタッフたちの予想を超えて今泉監督は男女5名ずつぐらいを採用され、そこから一気に脚本が進んでいったそうです。そんな作品の誕生のウラ話（ここには書けないエピソードもいっぱい！）をご披露いただき、大いに盛り上がりました。