京阪神のミニシアターで、次世代を担うインディペンデント映画作家の作品を特集上映する《次世代映画ショーケース》。元町映画館での初日3/6(土)に、金子由里奈監督と柳英里紗さんのリモート対談を開催しました。金子監督は立命館大学在籍中に制作した『食べる虫』『散歩する植物』の2作品を「金子由里奈作品集」として上映、柳さんは監督第一作『VERY FANCY』と最新作『世田谷の優ちゃん』を「柳英里紗作品集」として上映しました。お互いに、お互いの関わった作品を周りの人から「きっと好きだと思うよ」と勧められていたという2人。この日が初対面と思えないほどお互いへの理解が深く、1から10まで言わなくても通じ合えているような雰囲気を感じました。お互いの作品への感想から始まり、「比較することじゃないけど」と言いながら互いの“異なる部分”を考察し、表現の生まれる瞬間を話し合い、映画の原体験を話すうちになぜか「自我が芽生えたのはいつか」という話になり（ちなみに金子監督は「4年前」、柳さんは「今日の午後」という答え）、どの話も面白くて会場も盛り上がり、本当にあっという間の1時間でした。2人とも“自分”が作品に現れるタイプなので、作品と合わせてより楽しめたのではないでしょうか。まだまだこれから活躍の場が広がる2人、ずっと応援していきます！