俳優として活躍する辻凪子さんが監督・主演し、新作として完成させた“サイレント（無声）映画”『I AM JAM ピザの惑星危機一髪！』。公開初日の12/17(土)と18(日)は活弁公演を開催しました。活動弁士は大森くみこさん、生ピアノ演奏は天宮遥さん。そしてステージ脇に潜んでいた辻さんが劇中の映像に合わせて登場するというサプライズ演出もあり、劇場内を大いに沸かせました。上映後は辻さん、大森さん、天宮さんによるトークも開催。辻さんは学生時代に観た大森さんの活弁に鳥肌が立つほど感動し、本作で念願叶って一緒に映画を制作されたそうです。サイレント期にはなかったCGを使うことはしたくないと、惑星間を飛び回るファンタジー映画ながら手作りでの表現にこだわり、「スタッフには無理を言って、やりたいことを全部やらせてもらった」と辻さん。本作の美術さんが作られたというピザとタバスコ（TABATABA）のかんざしを髪に挿した大森さんは、「活弁をつける作品の監督が“生きている”ことがこんなにプレッシャーになるとは！」と笑わせます。音楽を手掛けられた天宮さんは、「様々な音楽に彩られている映画で、しかも辻さんが細かいところまでとても音楽を大事にしてくれた」と話されました。自分のやりたいことを突き詰めつつも、「観る人を楽しませたい」を一番に考えて作られた本作。たくさん笑えて愛にあふれたジャムたちの冒険をぜひ体験してほしいです。