新型コロナウイルス感染拡大により、2020年は一年間休止した「池谷薫ドキュメンタリー塾」。準備を重ね、2021年からはオンラインで復活！「池谷薫ドキュメンタリー塾オンライン」第3回を6/10(木)に開催しました。
過去2回は池谷薫監督作の2本を取り上げましたが、今回はプロデュース作『ちづる』。池谷監督が立教大学で映像を教えていた”教え子”赤崎正和監督が重度の知的障害と自閉症をもった妹『ちづる』をカメラで捉えたセルフドキュメンタリー。
卒業制作として制作された本作ですが、制作中から劇場公開を考えていたという池谷監督。東京在住の赤崎監督も講義に参加し、受講いただいた皆様に声を届けてくれました。こういった一幕はオンライン開催ならでは。
赤崎監督にとっては実の妹を被写体として捉えながらも『ちづる』という映画が”家族”の物語として、観ている観客も自分の家族の姿を思い出してしまうような、そんな『ちづる』の制作過程を時に熱く、時にロジカルに解説いただきました。
終盤では今秋公開となる池谷監督プロデュース作『僕とオトウト』の高木祐透監督も参加し、赤崎監督、そして池谷監督ともクロストークを行いました。『僕とオトウト』は今秋元町映画館でも公開します。ドキュメンタリー塾を受講のお客様はぜひこちらもチェックお願いします！