『人形たち~Dear Dolls』『Bird Woman』公開4日目の上映後は、『人形たち~Dear Dolls』のエンディング曲、『Bird Woman』に出演および劇中曲を披露しているいわさききょうこさんによるミニライブを開催しました。マイクなしの生声で、まずは「青空でなくてかまわない」をギターと共に力強く歌い上げたいわさきさん。「ヒトトシテ」はピアノの弾き語り曲ですが、今回は初となるギターでの弾き語りを披露。間奏のブルースハーブの音色が響き渡りました。
感動のライブの後は、最初は楽曲提供だけと思っていた『Bird Woman』が、実は「ギターを弾いて歌う人役」のオファーで驚いたという出演エピソードや、「青空〜」制作秘話、大変だった電車ロケの思い出、そして大原監督との絆を深めたプチョン国際ファンタスティック映画祭でのエピソードをテンポの良いおしゃべりで語ってくださいました。
大原監督がいわさきさんともう一度映画のお仕事をしたいと『人形たち~Dear Dolls』のエンディング曲に選んだ「ヒトトシテ」は、いわさきさんが活動初期のアルバムに収録していた曲ですが、ライブでもほとんど歌うことがなく、半ばお蔵入り曲だったそう。大原監督に見出されたことで、曲の魅力を再発見し、今ではライブでも歌っているそうです。
そんないわさきさんが『人形たち~Dear Dolls』を観て思ったのは、「星新一のショートショートのよう」。少し宙を浮いているような感じがするという4つの異なるストーリーは、シリアスな題材を各監督のアイデアで、見事にオリジナルの表現へと昇華させています。
西へ向かうライブツアーの間を縫って駆けつけていただき、お客様もスタッフも一体となって楽しんだ、いわさきさんのミニライブ&トーク。フォトセッションや恒例のスタッフとの記念写真をバードポーズでキメていただき、映画の余韻がさらに増すひとときとなりました。