『あした、授業参観いくから。』公開を記念して、2/6(日)にこうべまちづくり会館4Fにある「まちラボ」にて安田真奈監督の「演技・脚本ワークショップ」を開催しました。まちづくり・まち活動の拠点であるまちラボでの開催ということで、2018年に元町映画館でも上映した加古川を舞台にした監督作『36.8°サンジュウロクドハチブ』制作時のエピソードから始まりました。そして脚本とはどういうものか、その構成を解説。脚本は「設計図」であり、その良し悪しが作品に与える影響は計り知れません。脚本の主な作業は〈執筆〉であるように思われがちですが、その前に行う〈取材〉と後に行う〈改稿〉にその倍以上の時間と労力をかけることが重要だと話されました。ハリウッドで使われる「三幕構成」や物語に重要な「枷」について、また物語を豊かにするキャラクターの色分けなどについても解説されました。誰もが知る「桃太郎」にハリウッド的ドラマを加えてみるなどのグループワークも大盛り上がり。実際に『あした、授業参観いくから。』で使われた7つのセリフを演じ分けてみるパートでは、参加者たちの個性やアイデアも発揮され、実践的でありながらとても楽しい時間でした。