『almost people』10/8(日)の上映終了後、守屋文雄監督の舞台挨拶を開催しました。製作・配給のコギトワークスから「オムニバス映画を作るので参加しませんか？」というお声がけが企画に参加する一番最初だったと守屋監督。その最初の時点から”感情の何か一つが欠けた人たちの物語”というのがあったそうです。結果的に四人の監督それぞれの作品が喜怒哀楽それぞれの感情が欠けているという仕上がりになったものの、どの感情が欠けているかは各監督に委ねられており、綺麗に分かれたのも偶然だったそうです。「映画には感情が映らないとテーゼのように言われることもあるが、感情が映らないのに、またその感情が”ない”ことを描くことについてはみんな(監督や脚本家は)どうすればいいんだろうとなっていた」とおっしゃっていました。守屋監督の作品は”寂しさ”がない次女の作品でしたが、”寂しさ”を選んだ理由は「他の感情がないことについてはなんとなくイメージができた”寂しさ”がないことはイメージができなかった」とのこと。手探りな中、作り上げたのがこの作品だったとのこと。舞台挨拶では四篇の中で唯一東京を飛び出すロケ地の話や、守屋監督から見た他の三編のお話もお聞きしました。