『水平線』3/10(日)の上映後に、小林且弥監督・脚本の齋藤孝さんの舞台挨拶を開催しました。小林監督は元々俳優として活動されていましたが、2011年に震災復興ドラマに参加されたのをきっかけに福島を中心に東北に通うようになったそうです。被災した現地の方々と接する中で、前を向いている実際に出会った当事者と、マスコミ報道やソーシャルメディアなどで見られる(自分自身を含めた)”外”の人間から見た当事者=被災をした方々が乖離していると感じられたそうです。もちろんこういったことは福島だけの話ではなく、そこらじゅうで起こり得ることで、それをこの映画を通して可視化したかったと小林監督はおっしゃられていました。ピエール瀧さん演じる主人公は散骨業に従事している設定。この散骨業については脚本の齋藤さんがご自身のお母様から「樹木葬にしてほしい」と言われたというところから、お墓に入るのではない故人への埋葬について調べ始めたのだそうです。本作の中でも少し触れられていますが海洋散骨には実際に価格競争まで起きていて「人の骨をなんだと思っているのだろう」「死とはなんなのだろう」と思われたという齋藤さん。そういった経緯もあって散骨業というのがキーワードとして本作に組み込まれているそうです。
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