『4つの出鱈目と幽霊について』2/24(土)の上映後に、山科圭太監督・小川あんさんの舞台挨拶を開催しました。「幽霊について語ること」をテーマにした４つの短編集である本作。4本の短編それぞれが同じ「幽霊について語ること」をテーマにしているものの、1本1本の作風の違いがあることについて「一人の監督が全く違うテイストで作品を作るというのは稀有なこと」と小川さんはおっしゃっていました。自身の出演した4本目について「主人公が若いのはなぜか」という質問が小川さんから山科監督に飛ぶと、「全体的なバランスも考えつつ、女子大生っていうのを描いてみたいと思わなかったので、挑戦しなきゃなという思いもあって」と山科監督。次に「今回の作品で、現場に入るまでに準備はするのか」という話題に話が飛び、「自分ができることは何かを感じ取ること」「自分が演じる役がその時どう感じるか、(脚本にある場所に)実際に自分が行ってみたりもする」と本作へのアプローチを小川さんが答えると、「小川さんは葛藤だったり思いを巡らせていることが顔に出ている。それが(カメラで)撮った時に説得力を持つ」と山科監督は小川さんを絶賛していました。