『わかりません』1/14(土)初日の上映後、ボブ鈴木さん、木原勝利さん、片山享監督の舞台挨拶を開催しました。本作は3人が役者として所属する事務所ハイエンド製作の劇場用映画第一弾として製作されました。コロナ禍が始まった頃に役者としての仕事が一旦ストップし、事務所の代表と片山監督が「何かをやろう！」という話をする中で、片山監督とは20年来の付き合いでもあるボブ鈴木さん主演での映画制作の企画が持ち上がったそうです。最初は短編映画として脚本が出来上がり、撮影が始まったそうですが今回お客さまに見ていただいた長編の本作にもあるクライマックスのボブ鈴木さん木原勝利さんのシーンを撮影している時に、この映画に出てくる役者・木原勝利の人生を知りたくなったと片山監督。ボブさん、木原さん共に本人役を演じているのがこの作品。このシーンの撮影が終わってすぐに片山監督は木原さんにそのことを伝えたそうです（木原さんは「なに言うてんねん！」と思ったそう）。そうして出来上がった長編の本作は時に辛く苦しくもあり、もがく姿がもはや笑いにすらなる二人の”おじさん”の人生讃歌とも言えるのではないでしょうか。