『ふたつのシルエット』初日の11/21(土)上映後、竹馬靖具監督とZoomで繋いでオンライン舞台挨拶を開催しました。前作『蜃気楼の舟』を2016年に上映して以来、4年ぶりのご登壇（スクリーン上ですが）です。プロデューサーを立てず、スポンサーがいない独立した形での映画制作にこだわったという竹馬監督。クラウドファンディングでの映画ファンの応援と自己資金で完成させました。鑑賞されたお客さまの声を聞きたいということで舞台挨拶はQ&A形式に。過去と現在、記憶と現実が混ざり合う本作で、どちらの時制にいるのかわからなくなっていったというお客さまの感想に、まさにその境界線を無くしていくことが狙いだったと竹馬監督。制作費についての質問には、「具体的な数字を言ってしまうと、そんな額で映画が撮れるのかと思われてしまうので…」と明言を避けながらも様々な形の応援があってできたと話されました。jan and naomiの音楽にインスピレーションを得て制作された本作。音楽を元にしているのに「非常に静かな印象の映画」という感想も聞かれ、音楽と“画”はどのように影響し合って作られたのかもお話しいただきました。