
『スズさん ~昭和の家事と家族の物語~』初日の12/18(土)上映後、大墻敦監督の舞台挨拶を開催しました。昭和26年に建てられた木造二階建の実家を、当時の暮らしを伝える「昭和のくらし博物館」として運営されている小泉和子館長。その母・スズさんの家事、手仕事を記録した「昭和の家事」シリーズの映像を見た大墻監督は、関東大震災に横浜大空襲と困難続きの時代だったにも関わらず、手をかけて暮らすスズさんの姿に今の時代にはない力強さを感じたと話されます。「昭和の家事」の映像は本作中でもいくつか抜粋して紹介されていますが、「スズさんの手がとってもきれいでしょう?」と大墻監督。確かに、しなやかによく動く、働き者の美しい手です。おはぎを作る映像を見たご友人の俳人・黛まどかさんは「スズさんは“むすんで”いるのね」とおっしゃったそうです。その言葉で、ごはんをおむすびにするというだけでなく、母と子、家族と社会などいろんな“結び”をその手で作っているのだと気付かされたと話されました。年老いてベッドから出られなくなっても、裁縫を続けて博物館で売る小物を作っていたスズさん。いくつになっても「人の役に立つ」ことができるということが自分を支えるという言葉が胸に残りました。















