成人女性が未成年という設定のもとSNSへ登録すると、どういったことが起こるかを検証したチェコのドキュメンタリー映画『SNS-少女たちの10日間–』。SNSの発達に伴い生まれた今日的な問題を浮き彫りにした今作は、大きな問題提起の役割を果たすと同時に、専門家の話も詳しく聞いてみたくなる!と、いうことで分野の異なる二人の専門家から、今作をテーマにオンライントークをお願いしました!
5/26(水)は、長年教育現場で生徒指導にあたり、インターネットを介した子どもたちのトラブルを専門にされている、兵庫県立大学環境人間学部准教授の竹内和雄先生にトークいただきました。トークでは、竹内先生が大学で教える生徒さんや、映画チア部の学生さんなど4名の学生と、30代の男性代表として映画館スタッフも加わり6人での座談会の様なかたちで開催しました。
簡単な自己紹介から始まり、まずは劇中での女性たちやスタッフたちの発言を引用しながら、各自簡単な感想や意見のすり合わせを行いました。この時点ですでにほぼ同世代の学生間でも意見が違ったり、30代のスタッフとはかなり感覚が異なることがわかりました。
竹内先生からは、日本のSNSをとりまく現状。映画の舞台となったチェコや欧州との環境の違いなどをご解説いただきながらトークは進みます。各話題の合間合間で学生同士積極的な話し合いも交えながら、1時間ではものたりない中身の濃いトークに!
このSNSにまつわる問題は、いまだにはっきりとした正解のない問題であり、まずは積極的な情報へのアクセス、そして今回のトークの様な世代や性別の違うなかでの意見交換の場を少しでも増やしていくことが重要だと改めて確信しました。
残すは5/28(金)。甲南大学文学部教授の森茂起先生から、臨床心理士らしい児童心理の面や、映画そのものが果たしている役割も踏まえたお話をいただけそうです!
ご予約は5/28(金)15:00までとなっておりますのでよろしくお願いいたします!
ご予約はこちらから→★