当館で3/6(金)まで上映していたアニメーション映画『音楽』。本作の公開を記念して神戸で活動するオンライン専門のセレクトCDショップ“SABOTEN MUSIC”とのコラボライブ企画“初期衝動”を開催しました。
舞台は『音楽』上映後の当館の舞台。アコギ一本で本作をイメージしたセットリストをひっさげての演奏。
3/1(日)出演の320さん。芯の通った歌声に強弱のついたストロークでイベントのトップバッターを飾っていただきました。
いちやなぎさんは椅子の上に胡坐をかいての演奏。どこまでも伸びていく歌声が映画館、会場全体を包むようでした。最後にはお二人で歌を披露していただきました。司会者の無茶ブリに応えていただきありがとうございました。
3/5(木)出演の鴨しんごさん。クラシックギターの独特な音の広がりと振り絞るような歌声。作中に出てきた音楽に対する想いが感じ取れた時間でした。
畑拓朗さんは学生時代に当館を利用されたこともあるそうで、印象深い映画は『狂い咲きサンダーロード』だったとか。本作の印象的な森田のようにスローな曲からカッティングの激しい曲を披露していただきました。
3/6(金)出演のひなねさん。今回のイベントでは唯一の女性アーティストです。演奏当時は19歳、舞台に直接座り演奏するスタイル。会場の視線を釘付けにしていました。10代だからこそ歌える詩の数々は本作を観た後のお客様に刺さったのではないでしょうか。
ラストを飾っていただいたのはガリザベンさん。「ぶるーす」で始まり「たいようはあのこの」で締めるセットリスト。スローともミドルとも取れる独特なテンポは、あえていうなら本当に「ちょうど良い」音の数々。ライブ終了後には「初めて楽器を持ち、初めて自分で音を出した瞬間、それが忘れられないから、自分も音楽を続けている、それを教えてくれるほんまに良い映画やった」という言葉もいただきました。
各アーティストとも、ギター1本でそれぞれの“初期衝動”をテーマに演奏していただきました。映画と音楽の組み合わせはまだまだ面白くなると確信したライブの数々。次回はどの映像、音が合わさるのか。アーティストの皆様、そしてSABOTEN MUSICの皆様、ありがとうございました。