『教育と愛国』7/17(日)の上映後、斉加尚代監督と澤田隆三プロデューサー、そしてサプライズゲストとしてご出演の教師・平井美津子さんにもお越しいただき、舞台挨拶を開催しました。「テレビと映画の大きな違いは、こうして作品を観てくださった方の表情を拝見できたり感想を聞けたりすること」と澤田プロデューサー。各地の上映会場に足を運びお客さまと直接交流されたことが大きな収穫だと話されます。斉加監督も「5月に公開されてから、映画はお客さまと出会って育っていくと実感している」と来場者に感謝を述べられました。映画に出ることで圧力を受けたり言われ無き攻撃を受けたりする可能性があるにもかかわらず出演を決められた理由を尋ねられ、「かれこれ13年ほど、沖縄戦の集団自決、南京大虐殺、慰安婦を授業で教えたとその度に攻撃を受けている。教育現場に政治が介入するようになり、学校行事を妨害する脅迫もあり参っていた時に、斉加さんが記者としてではなくじっとそばで見守ってくれたことが大きな支えとなった。映画になることがそんな攻撃に対抗する手段にもなり得ると思った」と平井さん。政治の介入を拒んでいたはずの教育委員会が気づけばあっという間に政府見解に沿うようになっていたそうです。そして若い教師ほど、上から降りてくるものに疑問を抱くことなく真面目に取り組むそうで、そこに危うさも感じているそうです。そして歴史に学ぶことはどんな意義があるのかについてもお話をしていただきました。鑑賞されたお客さまからも熱いご感想がたくさん聞かれ、サイン会も盛り上がりました。