『シネマスコーレを解剖する。～コロナなんかぶっ飛ばせ～』7/17(日)上映後、本作の主役で名古屋の名物ミニシアター・シネマスコーレの支配人である木全純治さん、村瀬史憲プロデューサーの舞台挨拶を開催しました。「普段はゲストを迎える側なので、この立ち位置は慣れません」と木全さん。開館当初からとてもお世話になっていろいろなことを教えていただいた大先輩の木全さんをこんな形でお迎えできて、元町映画館としては光栄です！最初はコロナ禍で苦境にあるミニシアターの姿を伝えようと30分の番組として制作され、好評を受けて60分バージョンができ、その後映画として再編集された85分バージョンができたという本作。その映画版を見せたところ木全さんから「これじゃダメだね」と思わぬ言葉を投げられたと村瀬さん。副支配人の坪井さんからも「支配人がただのDIYしてる人にしか見えない」と指摘され、構成を練り直し追撮を行ったと話されました。コロナ禍で映画館スタッフが何をしていたかということだけでなく、ミニシアター運営にかかるお金まで詳細をご開陳している本作。「地域によっていろんな面で差はあるけれど、一例としてちゃんと数字を出すことにこだわった」と木全さん。数字を共有することで考えられる未来もあり、ほかのミニシアターの役に立ちたい、みんなで生き残りたいという熱い思いが溢れています。おだやかな口調とはうらはらに、創立者の若松孝二監督の反骨精神を受け継いでいるというエピソードも。神戸にもファンが多い映画館です！