『犬ころたちの唄』初日8/6(土)の上映後、前田多美監督と主演のボーカルユニット【深夜兄弟】からJackyさん、そしてゲストにDJ・画家のキングジョーさんをお迎えしてトークを開催しました。元町映画館には音楽映画のトークで何度もお越しくださっているキングジョーさんですが、最初の画集を出版された方が前田監督のお母さまであったり、Jackyさんとは20年来の知己であったりと、実は本作にとてもゆかりが深く、パンフレットにも寄稿されているのです。深夜兄弟の3人は俳優ではないけれど存在感が自然で、街と人の魅力があふれた映画だとジョーさん。撮影中前田監督は、3人の“普段の姿”を撮りたいからいつも通りにしてて、とずっと言っていたそうです。心が震える光景に出会うと「この瞬間を閉じ込めたい」と感じるという前田監督。本作のロケ地にもなった古書店「本と自由」で見た深夜兄弟のライブはまさにそれだったと話します。深夜兄弟の中でJackyさんはミカカさんから怒られる役回りだというエピソードや、「リスクにリスクを重ねる」という前田監督の荒技を繰り出す意外な監督としての姿など、会場も大いに盛り上がる楽しい話をたくさんしてくださいました。最後はJackyさんのミニライブ。劇中で実の息子さんが歌う曲を含め2曲を披露してくださり、心に沁みる歌声に全員が聴き入りました。