2021年の営業最終回となった12/30(木)の『ハッピーアワー』上映後、毎年恒例となった舞台挨拶を開催しました。お越しくださったのは濱口竜介監督、共同脚本とプロデューサーを務められた野原位さん、出演の菊池葉月さん、川村りらさん、柴田修平さん、福永祥子さん、申芳夫さん、出村弘美さん、久貝亜美さん、坂庄基さん、田辺泰信さん。昨年は数名ずつステージに上がる形で実施したため、こうしてずらっとお並びいただくことが久しぶりでそれだけでも胸が熱くなります。登壇はされませんでしたが、助監督の斗内秀和さん、録音の松野泉さん、プロデューサーの高田聡さんも駆けつけてくださいました。2021年は『ドライブ・マイ・カー』をはじめ、濱口監督がニュースにのぼらない時はなかったのではないかと思うほどでした。今後の作品制作のためにも、「来年は強い意志を持って“休む”」と濱口監督。キャストのみなさんも、公開から7年経ってもこうして毎年みんなで集まれることへの思いを話されました。昨年の舞台挨拶で「鳥取に移住して映画館を作る」と話された柴田さんが7月に開館された「ジグシアター」は、早くも地域のカルチャー拠点となっています。私も早く行ってみたい！客席からの質問も次々と挙がり、本作の元となったワークショップで濱口監督が感じたという、「カメラの前に人が立つことの感動」や「本読みを経てその人の声が変わっていくこと」などについてもお話しいただき、充実した時間でした。