『激怒』初日の9/3(土)上映後、高橋ヨシキ監督と主演・プロデューサーの川瀬陽太さん、出演の松嵜翔平さんにお越しいただき、舞台挨拶を開催しました。ライター、デザイナーとして映画とは深い縁を持ち映画愛好家にもファンの多い橋監督ですが、学生時代には自主映画を制作されていたこともあり、ふたたび「映画を作りたい」という熱い思いがどんどん大きくなったと話されます。その思いを抑えきれなくなってまずは盟友である川瀬さんに相談したのだそうです。「刑事ものがいいんじゃない？」という川瀬さんの提案を受け、高橋監督の好みの「人がたくさん死ぬ」というところから逆方向に発想を広げていき、本作のストーリーを作っていかれました。松嵜さんについて「なんてクレイジーなやつなんだ」というのが第一印象だったと川瀬さん。いまおかしんじ監督の現場で松嵜さんが時間になっても来ず、しばらくすると血だらけの手を掲げながら現れたというのです。「アルバイト中に指先を飛ばしてしまって」と松嵜さん。「いいから帰んなさい」といまおか監督にも言われたそうです…。そんないまおか監督をはじめ、ミニシアターに通う映画ファンにはおなじみの俳優や監督たちが本作には大挙出演しています。鑑賞中も「あの人が！この人も！」と驚きますが、観終えてエンドロールを眺めていると「この人も出てたの？！え、あの人も？！」と追い切れてなかった多くの人たちに驚かされます。現場に差し入れに来て出演していった井浦新さんなどのように、それぞれが川瀬さんのもとに自然と集まった“エクスペンダブルズ”なのです。バイオレンスを描きながらも現場はとても雰囲気が良く楽しかったといい、それは3人の話される様子からも伺えました。生まれて初めて神戸に来たという高橋監督、念願叶って初めて来ていただけた川瀬さん、兵庫県在住の松嵜さん、劇場にとっても嬉しい時間でした！