『キャメラを持った男たち』9/2(土)の上映終了後、井上実監督・元神戸新聞カメラマンの金居光由さんの舞台挨拶を開催しました！金居さんは阪神淡路大震災当時、神戸新聞のスチールカメラマンとして勤務しており、震災の日、そしてその後の取材活動をお話しくださいました。被災地にカメラを向ける中「写真を撮るな」と言われることもあったそう。本作には関東大震災、100年前と12年前のつながりという文脈で東北の震災の描写ありますが、阪神淡路大震災の描写はありません。井上監督は本作の公開のタイミングでなぜ阪神淡路大震災のことに触れなかったのだろうと感じられたこともあり、今回阪神淡路大震災で被災地にカメラを向けた金居さんとのトークが実現しました。東京の公開時に「カメラマンとはなんですか？」という話が出て、「記者は文字で後でも書けるが、カメラマンはその時その場所にいないと撮れない」という話になったそうです。関東大震災から100年、「この映画は文字では伝えられないものを記録している」と井上監督がおっしゃられたように、語り継いでいくべき震災の記憶とそれを映像として残した人々の姿を、改めて映画を観ることで胸に刻んでいただきたいです。