『バッファロー’66』の上映を記念して、3/25(木)の夜に【男の視点・女の視点で作品を読み解くオンライントーク】を開催しました。Zoomを活用してのオンライントーク、元町映画館では初の試み！ゲストスピーカーは、クリエイターでミスiD2021ファイナリストでもある南村杞憂さんと、コピーライターの白川烈さん。公開当時に夢中になった世代ではなく、20代の男女が“いま”観た本作を語っていただきました。南村さんは開口一番「童貞映画でしたね」と言い放ち、鑑賞前に抱いていた“カッコいい映画”というイメージとのギャップが大きかったと話します。ビリーの「童貞くささ」はその出自からも読み取れる一方、レイラはバックボーンが一切見えないように描かれており、それはキャッチコピーどおり理想化した天使としての描き方だとおふたり。「これはアン・ハサウェイでは成り立たない」と白川さん。クリスティーナ・リッチが演じるからこそのレイラで、そこがまた本作が「童貞くさい」所以でもあるのでしょう。そのほか終盤のキャバレー襲撃シーンについての考察など、新たな発見もたくさんあるトークでした。