
『みんな、おしゃべり!』1/25(日)の上映後、河合健監督、音楽を担当されている渡邊崇さんの舞台挨拶を開催しました。渡邊さんは兵庫県在住ということでこの日のトークイベントに登壇くださいました。本作の上映は聴者の方も聾者の方も観に来られていることから、「映画音楽」というのは映画どういう役割を担っているのかというところからトークはスタート。渡邊さんからは「登場人物の感情がお客さんに伝わるように補助線を引く、物語の展開をわかりやすくする、伏線をはるといった役割がある」とご説明いただき、本作においては「最初の打ち合わせの段階でそういった一般的な映画音楽の付け方を監督は拒否した」と渡邊さん。河合監督は「この映画は聾者から見ても聴者からも見てもわかるところもあればわからないところもある。一般的な映画音楽の付け方だと聾者にだけ補助線が引かれることになる。」と発言の真意を説明。二人の間の話し合いで主人公の夏海に寄り添う形で音楽をつけていくという形で進めていったそうです。渡邊さんは「音楽を作り始めるまでに映画の話をたくさんした。あなたの映画哲学を教えてくださいみたいなところからスタートした。難しかったが、楽しかった」ともおっしゃっていました。渡邊さんがいつも映画音楽を作る時には決定稿と初稿をもらって読むようにしているそうです。「監督は初稿を読まれるのを嫌がる人もいるが、初稿には監督がやりたいことがモロに書いてある。その人の業みたいなものが出ている」と渡邊さん。河合監督は初稿を読まれることは「緊張した」ともおっしゃっていましたが、そういったやり取りの末に本作の音楽が生まれているそうです。
















