
『みんな、おしゃべり!』1/24(土)の上映後、河合健監督の舞台挨拶を開催しました。東京2館から上映がスタートし、現在30館を超える劇場で上映が進んでいる話題作。本作の「聾者VSクルド人」というキーワードについて、河合監督は「自分自身が両親ともに聾者のコーダであり、映画を作り始めの頃から”身近なものを物語にする”ということでコーダを題材にするシナリオを書いていた。でも自分自身のことをやることに対する恥ずかしさみたいなものがあり、取材だけ10年ほど続けていた」とお話しされていました。そんな中で言語、コミュニケーションを軸に物語を作りたいというところから、”聾者”という部分が浮かび上がってきたとのこと。”クルド人”というキーワードについても「手話というものは第一言語には絶対になれない。そういった意味で手話に近い言語としてクルド語を選んだ」と河合監督。クルド語はトルコ、イラク、イラン、シリアなどのクルド人の間で話される言語。トルコではかつて公共の場でクルド語を使用することを法律で禁止したり、今もなお存在を認めていない国家があるなど、クルド人は「国なき民」としても知られています。現在日本国内でも在日クルド人へのヘイトがマスメディアを通して話題となりますが、本作の企画段階では公開時にこういった形でクルド人やクルド語というワードが人々の目に触れることは想定しておらず、「映画自体はそういった話題に影響を受けてはいない」と河合監督。また本作のキャッチコピーや宣伝に使われる「コメディ」というワードについても「自分自身は真面目に作って、コメディだと思っていなかった。公開していろんな人に見てもらうようになり、笑っている人の真横で泣いてる人がいたり、考え方や価値観によって受け取り方が違う、違っていい」とおっしゃられる一幕もありました。















