『WILL』2/17(土)の上映後に、東出昌大さん・エリザベス宮地監督の舞台挨拶を開催しました。登場するなり高めの当館のステージに「落ち着かないんで…」と壇の上に座って話すスタイルで始まった舞台挨拶。450時間カメラを回したという宮地監督。編集のためにすべてを見返した際に「同じシーンがない。同じ出来事が二度と起こらない」と山の過酷さを改めて思い知ったそう。東出さんは自身が被写体となったこの映画を初めて見た時は「キツかった」と感じられたそうです。「ドキュメンタリーの撮影が始まった時、ちょうど迷ってる時期だった。その時のことがフラッシュバックするようで辛かった」とおっしゃられていました。撮影時から2年経って「今は等身大でいいや」と思えるのも「ありのままを撮ってくれる人がいたから」と宮地監督へ感謝の言葉も。宮地監督も「当初思い描いていたのとは全然違う映画になった。(本編の)2時間に残したものが、自分の大事にしたかったもの」と本作について振り返られました。