『種をまく人』1/9(土)・10(日)の上映後、竹内洋介監督と主演で撮影監督も務められた岸建太朗さんの舞台挨拶を開催しました。画家・ゴッホの人生をモチーフにしている本作での役作りについて、「まずは同じ身体を作ろうとジャガイモとスープのみの食事を励行し、今と比べると20kg以上体重が落ちていた」と岸さん。弟・テオとの往復書簡を1日1通ゆっくりと読むこともしていたと話されます。撮影当時11歳で知恵という難しい役を演じた竹中涼乃さんには、劇中で“事故”が起きる前までのシナリオしか渡さず、本人は何が起きるか知らないという状況で、周りの大人の俳優たちが配慮しながら本人に起きる感情を大切に撮影を進めていったそうです。そんな演技が世界でも絶賛され、数々の賞を受けられました。今では高校生になった竹中さんをまた撮りたいとおふたり。それは楽しみ！劇中に登場するひまわりは竹内監督と岸さんたちが手ずから被災地に植えられたもの。造成地にあたる場所でしたが、今でもそこは造成されず残されているとのことでした。客席からも活発に質問が挙がり、ひとつひとつに丁寧に答えられる姿が印象的でした。