11/13(土)から公開するドキュメンタリー映画『〈主婦〉の学校』公開に向けて開催する“家しごと”ワークショップ企画の第一弾、「ダーニング」ワークショップを11/3(水・祝)に開催しました。ダーニングとは、イギリスで生まれた布の修繕技術のこと。穴やすり切れを縦糸と横糸で埋めて繕いますが、穴を塞ぐだけでなく補強もされます。また、修繕跡が目立たないように生地と同じ色の糸を使うこともできますが、あえて目立つ色の糸を使い、修繕跡もデザインとして楽しむ人が多いことも特徴です。刺繍での表現からダーニングもされるようになったという「日々輪」の松岡幸貴さんに講師としてお越しいただきました。ダーニングマッシュルーム、色とりどりの糸、味わい深い陶器に立てられたハサミ類、刺繍が施された手づくりのピンクッションたち…。並べられた道具を眺めているだけでワクワクします。参加者には、ご自身が修繕されたい衣類をお持ちいただきました。松岡さんの説明を聞き、好きな糸とほどよいマッシュルームを選んで、さぁ開始!ときにおしゃべりが弾み、ときに黙々と、2時間は本当にあっという間に過ぎました。子ども向けの裁縫教室に通っているという小さなお子さんも、男性も参加され、3種ほどの縫い方にチャレンジされました。お気に入りを長く使うことも目的ですが、こうして手をかけるからこそ長く使いたいお気に入りになるのかもしれないなぁとも感じました。みんなでチクチクする楽しい時間を作ってくれた映画にありがとうです。