『精神0』初日の8/22(土)上映後、想田和弘監督とプロデューサーの柏木規与子さんの舞台挨拶を開催しました。2008年の『精神』撮影時は山本昌知医師よりも多様な患者さんの方に意識が向いていたのが、編集を始めて山本医師の偉大さに気づき、いつか山本医師をメインに撮りたいと思っていたと想田監督。機会がないまま10年が経ち、図らずも山本医師の引退というタイミングになってしまったけれど、だからこその作品になったと話します。そしてそんな医師を支えてきた妻・芳子さんの存在は作品の中でも大きく、同じように二人三脚で映画を作り続けてきた想田監督と柏木プロデューサーの姿に重なります。「この作品から、一緒に舞台に上がろうと想田が言ってくれるようになった」と柏木さんも笑います。客席からも積極的に質問が挙がり、充実した舞台挨拶となりました。