
『リング・ワンダリング』3/19(土)の上映後、金子雅和監督の舞台挨拶を開催しました。タイトルは、登山用語で方向を失い円を描くように彷徨うことを表す言葉。人生や自身の行く道に迷い、異なる時間を彷徨う主人公を表現しています。これまで深い山などをロケ地に作品を作ることが多かった金子監督ですが、実は東京生まれ・東京育ち。自身の生まれ育ったまちを見つめ直そうとしたことが本作企画のきっかけだったそうです。主人公は漫画家なのでキャラクターとして動きがなく、存在感を発揮できるのはどんな俳優なのかいろいろ考えたと金子監督。ある時『花と雨』の予告編を観て、主演していた笠松将さんの「枠からはみ出すような動物的な魅力」に惹かれ出演をオファーされました。笠松さんは現場では監督と密にコミュニケーションを取るタイプで、その情熱が周囲にも伝播するようだったと話されました。漫画を手掛けられた森泉岳土さんとは長いお付き合いという金子監督。本作での漫画は、映画の小道具としてだけでない強い存在です。印象的な線を求め森泉さんに依頼されたと話されました。主人公の変化を、漫画の道具の変化として描くアイデアは森泉さんとのディスカッションから生まれたとも話してくれました。















