この度あらたな試みとしてスタートした、現役の映画研究者と心理学者から、自分の言葉で映画を「レビュー」する技術と知識を学ぶ「#映画レビュー講座」。1月24日の第一回講義に先立ちまして、プレ講義を開催いたしました。講師には、共に甲南大学で教鞭を執る、森年恵先生、森茂起先生をお迎えし、本講義のカリキュラムや講義の前提となる知識や視点について簡単にご講義いただきました。当館としては初めて実施する映画レビューのイベントであり、何人集まるものかと心配したものでしたが、定員である20名、みごと満席をいただきました!
プレ講義では、当館スタッフによる簡単な挨拶と趣旨説明ののち、まず森年恵先生より、講義の前提となる映画学について、その中でも特に本講義で中心となる「テキスト分析学」の立場についてお話いただきました。その後、映画にどうしてもつきまとう興行収入と“いい映画”についてお話いただいたのち、森茂起先生とバトンタッチし、文章の書き方に関して本講義で教科書的に使用する谷崎潤一郎の『文書読本』についての概説をいただきました。最後に、本講義の大まかな流れと、講義の最終目標についてのお話で締めていただきました。今後の本講義が楽しみでしかたがないお話で、プレから大変充実した内容でした。残念ながら参加者の中には、日程的にプレ講義しか参加できないという方もおられましたが、そんな方々にも今後のヒントになるような話が詰まった講義となったのではないでしょうか。森両先生、ありがとうごいました!
なお1月24日の第一回講義は大変ご好評をいただき、定員を大きく超えるお申し込みをいただいているため、受付を締め切りとさせていただいております。ご了承ください。現在はキャンセル待ちのみ受付可能となっております。もしキャンセルが出た場合、キャンセル待ち申込いただいた順番に、前日までにキャンセルが出た旨の連絡を差し上げます。