
『結びの島』初日の6/26(土)上映後、溝渕雅幸監督とゲストに僧侶の佐々木慈瞳さんをお迎えし、トークイベントを開催しました。佐々木さんは公認心理師でもあり、緩和ケアのチームでカウンセリングを担当されていらっしゃいます。「緩和ケアに携わるなかで、“家族も第二の患者”だと認識しています。病を得たことで、離れていてもその家族の生活も変わる。岡原先生が往診で家族にも声をかけている姿がとても自然だと感じました」と佐々木さん。「患者その人よりも病そのものに向き合う医師が多い」という溝渕監督の指摘に、「でもそれを患者さん自身がどこまで求めているのかも難しい」と佐々木さん。自宅にいるということは、医師であれ来る人は〈客〉でありそこは自身の生活空間です。逆に病院にいるということは、自身が“患者”という名の〈客〉になってしまい、生活空間になりにくい。そういった患者自身の意識の違いがあると話されます。とはいえ入院生活の中で、その人自身の“生活”の部分に触れるのが佐々木さんの仕事で役割でもあります。患者さんごとにいろんな方法で手を伸ばすという佐々木さんは、本作を観てからは四つ葉のクローバーを育て、患者さんにプレゼントすることを始められたそうです。そして佐々木さんの“必殺技”であるオカリナで「みかんの花咲く丘」の演奏を来場のみなさんにプレゼントしてくださいました。
















