今年も元町映画館だけのスペシャルプログラムで1週間にわたりお送りしてきた「MOOSIC LAB [JOINT] 2020-2021」。最終日6/25(金)の大トリを務めたのは、昨年当館でも上映し、大きな話題を呼んだアニメーション映画『音楽』!この再上映に際し、本作の主題歌『ピーター・アイヴァース』の演奏をされたリンダ&マーヤさんにご登壇いただきました!
「やっと会えましたね」で始まった舞台挨拶。当館で『音楽』を最初に上映したのは2020年の2月。その上映に合わせて、実はリンダ&マーヤさんには上映後に特別ライブをしていただく予定だったのです!が、訪れてしまったコロナの災禍。その後、何度も気にかけていただきながら、ようやく、ようやく!実現したご登壇。ライブこそ叶いませんでしたが、たっぷりとお話を伺うことができました!
主題歌を歌われているドレスコーズの志磨さんとは、同じ関西圏のロッカーとして親しくされていたというお二人。志磨さんの方からの、演奏はリンダ&マーヤのお二人でしか考えられない!という熱いラブコールに応えるかたちで承諾されたそうです。シンプルなようで実はものすごく難しい志磨さんの要求に応えつつ、最後にはしっかり“らしさ”を出したお二人。何を隠そう曲最後の「ピーター・アイヴァース!」は、叫ぶの大好きマーヤさんのお声なのです。
『音楽』を鑑賞されるのは2度目のお二人。(2回とも当館で!) マーヤさんはもともと原作ファンだったこともあり、大橋さんのシュールな世界を全く失わせずに、さらに映像ならではの良さを出していたことに感動されたそうです。ちなみにお二人のお好きなシーンは、〈古武術〉がはじめて演奏をみせたときのアヤちゃんの感想。「演奏後に『ワイルドでいいじゃん』て言われるん最高やで!」
リンダさんの演奏はかなり「ボボボ」感がある、やら映画人にファンの多いお二人が映画『モテキ』に出演したときの裏話、やら盛りだくさんのお話をいただきつつ、最後にはなんとなんとのサプライズ!タワー・レコード神戸店さんが、ドレスコーズ志磨さんからの手紙を預かってくださっておりました!
志磨さんらしいユーモア溢れる手紙のなかで志磨さんは、マーヤさんが最後「叫ぶ」ことになった経緯と、今やこの叫びがなければ『ピーター・アイヴァース』は成立しない、とまで綴っておられました。そして最後に志磨さんからとっておきのフリが。それではみなさんご一緒に。せーの!「ピーター・アイヴァース!」
リンダ&マーヤのお二人。タワーレコード神戸店の黒田さん。素敵な時間をありがとうございました!