元町映画館10年の歩みを振り返る書籍「元町映画館ものがたり 人、街と歩んだ10年 そして未来へ」の刊行を記念した7日間連続トークイベント。8/26(木)は濱口竜介監督『THE DEPTHS』上映後、「映画館どうしの繋がりから見る未来」と題して、シネ・ヌーヴォ支配人の山崎紀子さん、京都みなみ会館館長の吉田由利香さん、元第七藝術劇場支配人で現在はフリーで映画宣伝をされている松村厚さんにお越しいただき、トークを開催しました。書籍の感想をお聞きしたところ、「劇場のマネジメントを一心に考えている高橋さんの努力を知って感動し泣きそうになった」と山崎さん。吉田さんは「元町映画館の開館は私が映画館で勤め始めたのと同じ年。自分のことも振り返りながら知れて良かったことがたくさんあった」と吉田さん。「濱口さんも言っている通り、映画館はそこに関わる“人”でできていて、その魅力がちゃんと伝わる本であることが素晴らしい」と松村さん。どれも嬉しいコメントをいただきました。他地域にはない特色である京阪神のミニシアターの連携はどのようにしてできていったのか、その中で生まれた「次世代映画ショーケース」という企画、そしてコロナ禍で立ち上げた「Save Our Local Cinemas」のTシャツ販売などについてお話しいただき、今後も連携を続ける中で生まれてくるものを大事にしたいと締め括りました。