特集企画「森田芳光70祭 2022 in 元町映画館」初日の5/28(土)、森田監督の劇場デビュー作である『の・ようなもの』上映後に、森田監督のパートナーでプロデューサーの三沢和子さんとライムスター宇多丸さんにお越しいただき、スペシャルトークを開催しました。宇多丸さんは森田監督の大ファンで、おふたりは書籍「森田芳光全映画」の編著にともに携わられました。トーク冒頭で「今日この作品を初めて観た方は？」と客席に問いかけられると、半数以上の方が挙手。「森田作品に慣れていないと初めてこれ観るとびっくりしちゃったのでは？」と宇多丸さん。そこから森田作品の根底に流れるものや特徴、従来の日本映画とは異なる“新しさ”などについてお話しされました。お話の中で劇中のセリフを発する宇多丸さんの再現度の高さに、森田作品への果てしない愛情を感じます。「監督自身が“ルック”の統一を意図してやっている」という話題になったとき、「ちょうどこのときVANが倒産して『いくらでも持ってっていいよ』って無料で衣装を調達できた」と三沢さん。「それは初めて聞いた！」と驚く宇多丸さん。これまで10回以上一緒にトークをしてきているのに、毎回新たなエピソードが飛び出すのだそうです。最後には、『の・ようなもの』両面ポスターにおふたりのサインを入れたお宝プレゼントジャンケンも。大いに盛り上がったトークでした。