『[窓]MADO』3/16(土)、17(日)の上映後に、麻王監督の舞台挨拶を開催しました。実際の横浜副流煙裁判をもとにした劇映画である本作。麻王監督はこの実際の裁判において被告側の家族であり、ご近所トラブルから発展したこの裁判をいろんな思いを抱えながら当事者として関わられていたそうです。そんな中、裁判資料として原告側の日記(劇中で西村まさ彦さんがナレーションで読み上げている日記。ほぼ実際のものと同じだそうです)が提出され、初めて原告側の”感情”や”気持ち”の部分を知って、心が動いたのだそう。目の前で起きてることに自分自身がまずちゃんと向き合いたいというところから、本作を製作するに至ったそうです。自分が約3年前の撮影時から移り変わっていく化学物質過敏症を取り巻く問題、劇中モロ師岡さん演じる医師が実際に診察せず診断書を書いたこと(これは医師法に触れる)など、映画本編には落としきれなかった部分もたくさん補足でご説明いただきました。