日本の地方都市に生きるアウトローの半生を生々しく描き、熱狂的な支持を集めた神戸市出身のラッパー、小林勝行さんが躁うつ病の悪化により隔離病棟での生活を経て、日常生活に復帰する姿までをおさめたドキュメンタリー『寛解の連続』の上映が決定したのは、およそ2年前。元町映画館周辺のライブハウスにも知り合いや支持者が多いこともあって、神戸での上映を盛り上げましょう!と光永監督と約束しながら訪れたコロナ禍。
何度も上映延期になりながら、とうとう!上映に漕ぎ着けることができ、小林さんと光永監督をお迎えすることができました…!残念ながら状況的にライブ等を行うことは叶いませんでしたが、それでも小林さんや光永監督を一目見ようとたくさんのファンやお客様にお集まりいただきました!
舞台挨拶では、まずお二人から挨拶と、珍しく小林さんから光永監督への「質問」をお話しいただき、せっかくアツいお客様がたくさんこられているということで、早々に質疑応答へと移りました。したい質問の切り口が多すぎる作品ということもあってか、最初はなかなか手が上がりませんでしたが、徐々に質問者は増えていき、最終的には大盛況に!
小林さんと同じく躁うつ病に悩まされている方から、小林さんの音楽性についてや、お二人のプライベートな面に関してまで幅広い質問が飛び交いました。小林さんと光永監督との息のあった掛け合いも見られつつ、最後にはライブパフォーマーでもある小林さんの見事な締めをいただきイベントは終了。
『寛解の連続』は7/30(金)までの2週間の上映です。ラッパーとヒップホップの映画、という枠でくくってしまうにはあまりにももったいない映画ですので、是非お見逃しなく!