
『生きろ 島田叡 ―戦中最後の沖縄県知事』初日の3/27(土)・28(日)上映後、佐古忠彦監督の舞台挨拶を開催しました。沖縄県糸満市摩文仁村にある「島守之塔」で、沖縄県人ではないのに慰霊塔に名前のある〈島田叡〉とは何者だろう?と興味が湧いたのが制作のきっかけだと佐古監督。もう10年以上前のことです。2013年にTBSの「テレビ未来遺産“終戦”特別企画 報道ドラマ「生きろ」~戦場に残した伝言~」でドキュメンタリーパートの監督を務められた際、島田さんでまだまだ描きたいとの思いがあり調査を進めていたそうです。前作、前々作で題材となった瀬長亀次郎さんと異なり、圧倒的に島田さんは残っているものが少なかったと佐古監督。写真が数枚のみ、日記や音声など何も残されていない中で、どうやって〈人間・島田叡〉を浮かび上がらせるかに腐心され、語りを使用した描き方は挑戦だったと話されます。また、警察部長の荒井退造とセットで語られることの多い島田さんですが、佐古監督はもうひとりの主要人物として大田実司令官を配されました。大田司令官の有名な電文「沖縄県民斯ク戦ヘリ」が島田さんの意志を何より表しているものだと感じ、大田司令官を描く中で浮かび上がる島田さんの姿が重要だと感じたからだと話されました。27(土)には、映画にも証言者として登場する三枝(みえだ)利夫さんもお越しになり、島田さんとのエピソードをお話しいただきました。

















