『ひとくず』12/13(日)上映後、前日に続いての登壇となった古川藍さん、徳竹未夏さん、児童精神科医の楠部知子さんの3名に加え、“劇団10ANTS応援団”の平野和義さんにお越しいただき、舞台挨拶を開催しました。児童虐待の現状を楠部さんから聞いて強く胸を動かされた監督・主演の上西雄大さんは、その日帰ってすぐ、ひと晩で本作の脚本を書き上げられました。その脚本と上西さんの熱い思いに応え、木下ほうかさんや田中要次さんらも出演を決められたのだそうです。虐待児童を保護する仕事をしている方々も本作を観られ、事例には慣れているはずなのにこの映画は本当にリアルで胸を衝かれたと号泣されたというエピソードも。虐待を題材にしていると言うと、「そんな辛い映画は観たくない」と言われてしまうと古川さん。「虐待を扱っているけれど、根底のテーマは家族の愛。とにかく1人でも多くの人に観てもらいたい」と熱意を込めて話されました。